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高槻市バス乗車拒否問題に賛否両論

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高槻市バス乗車拒否のニュース

先日、高槻市のバス運転手が車いすの男性を不当に乗車拒否をして停職3カ月の懲戒処分を受けることになったと報道があった。詳しくは下記を参照。

車いすの利用客を「乗車拒否」し、道路運送法(運送引受義務)に違反したなどとして、大阪府高槻市は2日、市営バスの40代男性運転手を停職3カ月の懲戒処分にし、発表した。運転手は地面とバスの乗降口を橋渡しする「スロープ板」を車内で見つけられず、乗車しようとした利用客に「次のバスに乗ってください」と伝えたという。市交通部によると、運転手は5月29日午後2時ごろ、阪急富田駅停留所で車いすの男性が乗ろうとした際、スロープ板の格納場所を確認できず、「車いすの乗車対応ができない車両」だと思い込み、男性に「次のバスに」と伝えてバスを発車させたという。男性は30分後、次の便に乗った。男性から営業所に連絡があったことで発覚し、市は近畿運輸局に報告した。市営バスの路線バスには車いすでも利用できるよう全車両にスロープ板などがあり、この運転手がいたバスには運転席の後ろにスロープ板が格納されていた。市によると、この運転手が普段運転するバスは中型車(約45人乗り)などで、スロープ板の格納場所が乗降口付近にある。だが、この日運転したのは小型車(約30人)で、スロープ板を格納する場所が違っていたという。運転手は市の調査に「スロープが見つからず、頭がパニックになった」と話しているという。

朝日新聞社

停職3カ月は厳しい?

この件のコメントを見ると、停職3カ月は厳しすぎるとかきちんと教育をしていなかった責任だという擁護するものも多かった。恐らく、道路運送法(運送引受義務)に違反していたことが一番の原因で、規程の上での処分となったのだろうから何ともしようがない。バス運転手は心身ともにハードな業務だと思う。車内や今回の対応も一人で対応しなければならない。同情の余地もありそうだが、やはりそこはプロとして対応しなければならないので仕方ないだろうな。

思い込みは怖い

それよりも、コメントで気になったのは、やはりこの記事を読んだ人の多くは思い込みが多いってことだ。ちょうど広末涼子のW不倫の話題も出てきたところなので分かりやすい。広末涼子も記事が出てきた当初は否定していたのだが、後日不倫を認めて謝罪をしている。幅広いファンがいるので信じたくない者が多かったのか、ベストマザー賞受賞だからか、本人が「子ども3人いるんですよ」って言ったからか、広末涼子の味方をする意見が多かった。しかし本人が認めた後は、すさまじいバッシングの嵐なのだ。事実を知ることで180度見方が変わることは多々あるのだ。

連絡とればよかったのに

今回のバス乗車拒否事件だが、この運転手はこれが初めてのクレームだったのだろうか。高槻市のバスに対してのクレームは以前から多いと聞く。運転手は、もちろん乗車拒否をすることはダメなことだと知っていただろう。バス運転手は、非常時に備え常時バス会社などの事務所に連絡が取れるようになっている。なぜ連絡をしなかったのだろうか。道路運送法(運送引受義務)に違反することになると知ってて。パニックって子どもの言いわけかい。

決して被害者がクレームを言ったことが問題ではない。逆によくぞ言ってくれたと思う。コメントを読んで日本が終わっているなとつくづく感じる。追求すべきはこの運転手なんだよ。やるべきことをやっていたらこんな事にはなりません。広末さんはやることやっていたのでアウトです。連絡をとって対応すれば済んだ話です。何もしらずに擁護するのも非難するのも間違いですよ。インクルーシブなんてほど遠いなってつくづく思う。大空学校に行こう。「みんなの学校」を観てください。日本は好きだけど、弱いものを叩く思想だけは変わってほしいな。

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